日高カントリークラブでは入会保証金を廃止へ

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 日高カントリークラブ(埼玉県)では新規入会者に対し、今後入会保証金を徴収しないとして、2024年8月4日開催の理事会にて決定しました。この決定が適用されるのは、本年11月23日開催の理事会にて、入会承認された方からです。

 改定の概要は、下記の通りです。

入会手続き時にクラブへ支払う金額改定前改定後
名義書換料(正会員)1,100,000円(税込)2,200,000円(税込)
入会保証金(正会員)1,000,000円無し

 当該ゴルフ場関係者によれば、今回入会保証金制度そのものを廃止したのであり、一時的に徴収を中止した訳では無いとしています。この事から会員規約そのものの改定が今後は視野に入って来る為、恐らく次回開催の理事会での課題になるとしています。

 此れまでに蓄積された入会保証金の処理については、入退会の繰り返しによる自然減を考えており、何時の時点かで完済出来る計画です。此れにより負債勘定が減少し、財務内容が好転して行く事から、当該ゴルフ場への評価も徐々に高まると想定しています。

 なお此れまで当該クラブの経営会社は2代表制を敷いており、髙橋正孝氏がその一人でしたが、2024年2月11日に同氏は代表取締役及び取締役を辞任しています。現時点ではクラブ理事長を務めており、今回の入会保証金制度廃止については、いち早く理解を示すと共に支持に回ったとの事です。

 関東エリアの多くの名門と言われるクラブでは、新規入会者が名義書換料とは別に支払うこの入会保証金、或いは入会預託金などと呼称している制度と決別出来ずにいます。この度の日高カントリークラブの英断には、多くのクラブが注目し参考にするものと思われます。