飯能ゴルフクラブを経営する飯能ゴルフ倶楽部の第66期決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

 飯能ゴルフクラブ(埼玉県)を経営する株式会社飯能ゴルフ倶楽部の第66期決算が、2024年6月26日明らかにされました。前々期まで含めた概略は、下記の通りです。

回次第64期第65期第66期
売上高(千円)633,875621,411684,151
経常利益又は経常損失(千円)70,54463,71442,420
当期純利益又は当期純損失(千円)57,46940,02431,076

 堅調な売上となりましたが、この背景には来場者の増加が、一つの要因として上げられます。会員は前期比58名減少し23,241名、ゲストは1,206名増加し12,615名、結果として1,148名増え35,856名となりました。来場者の増加により、前期比62,740千円の増収です。

 しかしながら営業外損益は、会員権の入会金収入が前期に比べ38,500千円減少した事により、202,667千円でした。この件に付き決算書では、「営業損益での赤字が続いており、最終損益を営業外収益である名義書換料に頼っている状況」としており、如何に会員の入退会手続きが重要であるかを指摘しています。

 更に決算書は会員の入退会が重要であるかを、別の視点から記述しています。「ゴルフプレーを会員及び、会員の同伴もしくは紹介のゲストに限定しているため、会員の高齢化が進み、会員1人当たりの来場回数が減少することになりますと、入場者が減少し、売上高の減少につながる可能性があります。」

 これらは会員の入退会事業が、如何に重要な役割を担っているかを物語っています。ゴルフ会員権の取り扱いを担っている会員権業者との連携は、ますます必要不可欠になっているとも言えます。