伊香保カントリークラブ(群馬県)を経営する株式会社伊香保カントリー俱楽部では、2022年1月1日~同年12月31日までの第65期有価証券報告を、2023年3月31日明らかにしました。
営業収入は222,105千円を記録するも経常損失は106,382千円と成り、2004年12月期以来連続で営業損失が発生しています。収入自体はコロナ前の2019年第62期までに戻り、年間来場者数は第64期よりも804名増えました。しかしながら此れをもって、収益の大幅な改善までには至りませんでした。
今後この様な状況を改善すべく、今春よりビジター料金を改定すると共に、若年層を取り込む為に新たな会員制度を設けるとしています。此れが何処まで抜本策として機能するのかは、今後の推移を見守る必要が有ります。なお年間営業日数343日の内、来場者数は10,404名ですが、これは稼働率にして17.2%に過ぎません。
ところで同報告書は「継続企業の前提に関する重要事象等」として、積み重なる508,964千円の債務超過は、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在」しているとして、注意喚起しています。