廣済堂開発系3コースの再生計画案が、明らかに成りました。これは昨年2014年12月暮れより、本年1月初頭にかけて、会員宛てに送られてきた計画案の中で、特に廣済堂開発(株)の内容は、3計画案の主軸を形成していると言えるものですが、その概要は下記の通りです。
A、廣済堂開発(株)
1.ザ・ナショナルカントリー倶楽部を所有し経営。
2.ザ・ナショナルカントリー倶楽部、千葉廣済堂カントリー倶楽部、廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部の
3コースを運営。
3.株主は富士合同会社。
4.(株)千葉廣済堂カントリー倶楽部と(株)廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部に従業員は居ない。
B、自主再建
・保有財産及び将来の事業収益を弁済原資として、自主再建を目指す。
C、弁済内容
1.廣済堂開発(株)は、10万円を超える部分に付いて6.5%弁済。
2.(株)千葉廣済堂カントリー倶楽部は3.5%弁済。
3.(株)廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部は3.0%弁済。
4.弁済原資が不足する場合、親会社である富士合同会社その株主であり社員である、
(株)ベルディ及び(有)龍玉に対して融資依頼済み。
(株)ベルディの2013年9月30日付貸借対照表では純資産が14億700万円有り、廣済堂開発(株)、富士合同会社、(株)ベルディ、(有)龍玉との間で極度額2億円の範囲内での随時貸付を行う事を合意済み。
D、否認請求
・廣済堂開発(株)の根抵当権設定行為は、(再生再債権者を害する事を知ってした行為)
として、これは否認対象行為に該当する可能性が有る。
・監督委員を申立人として、(株)大成コーポレーション、(株)ベルディを相手方とする
否認請求事件を東京地裁にて係属中。
E、合併
1.再生計画認可決定確定後、速やかに廣済堂開発(株)を存続会社として3社が合併する。
2.廣済堂開発(株)の再生計画が認可されなかった場合、合併は行わない。
3.千葉或いは埼玉のどちらかが認可されなかった場合、認可の出た会社と行う。
4.合併後、3コース会員が相互に利用出来る制度を新設予定。
F、再生債権(廣済堂開発)
・確定再生債権者総数 382名
・確定再生債権額 86億4,056万8,202円
因みにその他の債権者数と債権額は、千葉が2,795名に対して26億2,675万1,524円、埼玉が1,470名に対して24億6,928万871円と成っております。この再生計画案に対する書面投票の締め切りは1月27日であり、債権者集会は2月4日を予定しているとの事です。