2015年5月11日関東ゴルフ会員権取引業協同組合は、傘下組合員163社へ、下記3コース銘柄を相場表の気配から取り消す事を伝えました。会員権業者が下記銘柄の会員権を取り扱うに当たり、ゴルフ場に対する照会業務もままならない様では、市場で流通させる事も出来無い為、取扱い不可とする事は当然の成り行きだったと言えます。その3銘柄は、下記の通りです。
- 下田カントリークラブ
静岡県の同ゴルフ場は、2015年2月27日をもって営業を停止しており、電話連絡も取れない為。
- 諏訪ゴルフ倶楽部
長野県の同倶楽部は2014年12月1日より会員権の名義書換を停止すると共に、同ゴルフ場を経営していた(株)ヘルシィリゾートより買い受けた企業は、ゴルフ場経営を継続する方針が無いと思われる為。
- ベイステージカントリー倶楽部
茨城県の同ゴルフ場は東日本大震災の影響により、2011年3月より営業停止状態であり、連絡が取り辛い状況が続いている為。
ゴルフ場経営者のやる気が有るのか無いのか、などと言う精神論はともかくも、様々な策を費やしても業として成り立たないものは、やはり市場から撤退せざるを得ないと言う事は、誰しも理解出来る事なのですが、大切な点は皆会員制ゴルフ場で有った事です。
手続き手順を踏んでのゴルフ場解体は致し方無い点も多分にあるものの、会員や関係者を無視した様な一方的な解体には、やはり釈然としないものが残り、不信感が助長されるばかりと言えます。