各ゴルフ場でEV用充電インフラ整備は進んでいるのか

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 一社)日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は2014年、国などの補助金を活用しEV用充電インフラ整備を推進し、全国約70のゴルフ場へ「3Kwタイプ」の充電設備を導入出来ました。

 当時「EV・PHEV」の国内保有台数は約2万台、その6年後の2020年には29万台ほどに成りましたので、約14.5倍増加した事になります。しかしながら米国のテスラ社以外の各国自動車メーカーでは、EV開発が遅れた事により、とりわけ日本国内に於いて急速な発展普及には至っていませんでした。

 ところが2021年以降、各メーカーの開発が目覚ましい発展を遂げ、EV自動車が次々と発表されています。その詳細はNGKよりお借りした資料にて確認出来ますし、一部抜粋し参考資料とさせて頂きます。

メーカー別電気自動車発売開始年バッテリー容量航続距離
Mercedes-BenzWQA2021年66.5KWh423Km
Audi Q4 e-tron2022年82KWh517Km
BMW iXxDrive502021年111.5KWh630Km
トヨタBz4x(スバルソルテラ2022年71.4KWh559Km
レクサスux300e2020年54.5KWh367Km
日産leaf e+2019年62KWh458Km
日産ARIYAB9 2WD2022年91KWh610Km
< NGK資料より >

 このEV化自動車の波が今後恐らく高まれど静まる事は無い様に思われ、この波の影響は少なからずゴルフ場へももたらされる事と予想出来ます。少なくとも現状以上のEV化設備投資が、求められて来るのだろうと思われます。少なとも何台分を確保すればよいのか、国の補助金は利用出来るのか否か、導入は6KW様で良いのか。

 今後は単に場内へ駐車スペースを確保すれば良い問題では無く、押し寄せるEV車へ如何に充電設備を提供出来るかが、大きな問題になります。この問題は大きな国の流れと共に、適応して行く事が大切であり、そうならざるを得ないと思われます。