PGA TOUR 最終戦であるWyndham Championshipが、2015年8月23日4日間の戦いに幕を閉じました。優勝したのはDavis Love 三世で、ツアー通算21勝目と成りました。この戦いを通じて日本のゴルフファンから最も熱く注目されたのは、何と言っても石川遼選手では無かったかと言えます。そしてその注目されたテーマは、来シーズンのシード権です。
日本人選手として今大会へ参戦したのは、松山英樹、石川遼の2選手です。初日両選手のスコアは、今年1年を象徴する様なもので、特に石川選手は出入りが激しく、5バーディ6ボギーのトータル1オーバーで114位。片や松山選手は安定したゴルフを展開し、5アンダー・ノーボギーの65で12位タイでした。
二日目この状況が一変しました。石川選手がこの日4アンダーを出し、トータル3アンダー・52位タイで最下位ながらも予選を通過したのに対して、松山選手は前日の安定したスコアが嘘の様な不安定なゴルフで、結果は一打足りずに予選落ちしてしまいました。
この日タイガー・ウッズは5アンダー・トータル11アンダーで首位タイに立ちました。タイガーが首位とは、何時以来の事でしょうか?
三日目の石川選手は、1イーグル2バーディ2ボギーでこの日2アンダー、トータル5アンダーとしたものの、今大会はバーディ合戦の色合いが濃く、多くの選手がスコアを伸ばす中で47位タイへ前日よりは若干順位を上げる事が出来ました。最終日石川選手は、1イーグル、4バーディ、2ダブルボギーの4アンダー、4日間トータル9アンダーとして、前日の順位を16UPさせ31位タイと成りました。
石川選手は最終日崩れる事が、有りませんでした。今シーズを通じて見られた悪い特徴が出ずに戦えたのですが、ある意味ここに成長と今後への期待につながるものを、日本のゴルフファンへ示せた様に思えます。この結果同選手はFedExCupポイントを458として、順位を先週の130位より124位まで上げる事が出来ました。
125位以内の選手に与えられる来シーズンのシード権を確保すると共に、次週からのプレーオフシリーズへ参戦出来る事に成ったのです。尚、石川選手はこの時点で、賞金ランキングを117位としました。
又、この大会の目玉で有ったタイガー・ウッズ選手は、最終日にスコアを伸ばす事が出来ずに、トータル13アンダー・10位タイで終戦致しました。