2015年7月28日東京牛込箪笥区民ホールに於いて、大西久光、荒牧大四郎、大石雅彦、岩瀬恵子の5氏をパネラーとして、日本ゴルフトーナメントの現状と課題に付いて、更にはゴルフ用品界の疑問など活発に意見が交換されました。参加者は日本ゴルフジャーナリスト協会(以下JGJA)の会員20名を含め77名でした。様々な意見が出る中で、特徴的な内容は下記の通りです。
- 日本のトーナメントは、観客を重要視していない傾向が有る。
- 男子プロトーナメントは衰退傾向に有る事。
- ゴルフギアのサイクルが早すぎる事、ギアの規制にとらわれ過ぎる事。
日本でのゴルフトーナメントは、スポンサーの宣伝材料であり、経費はスポンサー負担で有る為に、チケット販売を重要視していないとの事。この事からトーナメントは興業として成り立つ事は無く、主催者や選手が来場者やファンを大切にしない傾向にある事。
現在の男子プロ界には、お客を呼べるスターがいない事。そして来場者へのサービスがおざなりで、感動がない事。パネラー曰く、ゴルフは個人として良くラウンドしているし、とても好きだがトーナメントを見たい、と思った事が無いとのご意見も。
ゴルフギアは高額で新商品発表までのサイクルが早すぎ、中古品が市場に出回るのを待っても、決して遅く無いと考えているゴルファーが多い事。
ゴルフを生活の一娯楽として捉えているアマチュアゴルファー、特に高齢者には高反発ドライバーは魅力的で有り、とても楽しめる商品ではないか?ゴルファーは全員がアスリートでは無いし、競技志向では無く、用品界は多くの方が楽しめる方向を模索すべき。
大変貴重なご意見が出る中、第二部に於いては参加者の方から、JGTOに対しトーナメント来場者への年間パスポート的なものを提供して欲しい、との発言が有り会場が大きな拍手に包まれました。JGJAでは今後もこの様なタウンミーティングを、継続して行くとしております。