昭和の森ゴルフコースは2023年以降に閉鎖へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg この度昭和の森ゴルフコース(東京都)を2023年以降に閉鎖する予定と、運営会社であるアーバンリゾーツ昭和の森株式会社が明らかにしました。では何時からなのかと言う疑問に対し、少なくとも2022年に閉鎖する予定無し、とは担当者からの回答ですが、明確な時期は未定としています。

 当該ゴルフ場閉鎖計画は、かつて親会社だった昭和飛行機工業株式会社の主要株主構成が、2020年3月プライベート・エクイティ・ファンドのベインキャピタルへ、TOBにより移行した事により浮上して来た案件です。このTOBの結果、同年10月に同ゴルフ事業は、昭和飛行機工業の会社分割を経て昭和飛行機都市開発株式会社へ移管されています。

 これら一連の動きにより同ゴルフ場資産は、昭和飛行機都市開発が保有し、運営はアーバンリゾーツ昭和の森が行う図式と成ったのです。振り返れば1969年に昭和飛行機工業の子会社である昭和興発株式会社として産声を上げた同ゴルフ場ですが、その後2001年1月には昭和の森ゴルフコース株式会社へ商号変更し、2002年8月にはアーバンリゾーツ昭和の森として今日に至っております。

 50年以上にも渡りパブリックコースとして、多くのゴルファーに親しまれて来た当該ゴルフ場ですが、昨年1年間はコロナ禍にも関わらず、ゴルフ練習場も含めた来場者数は、約45万人を数えるとしています。驚異的な数字ですが、これ以上の収益を見込める事業計画を、ファンドは持ち合わせているが故に、ゴルフ場閉鎖計画があるのだと思われます。

 都心に燦然と輝くゴルフ場の明かりが、一つ消えようとしています。