2021年11月4日東京地裁民事第35部(裁判長:関根澄子)にて、株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)を被告とした、債務不存在確認請求事件の証人尋問が行われました。法廷は満席状態、立ち見の関係者へは、裁判長より退出を求められる場面も有りました。
今回証人として出廷したのは、被告側を代表し現在オリコにて部長職のA氏とT氏の二人。被告側及び原告側代理弁護士の質問に対し、よどみなく答える姿は、事前に質問内容を想定し、充分トレーニングをつんで臨んで来たと思われるものでした。
証人2人の共通した内容は、「ゴルフスタジアム社経由で上がって来るローン申請は、あくまでも事業者融資で有り、割賦販売法が適用され無いと共に、法律に則り処理した」との発言が主流を占めていました。
此れに対し原告側代理人である荒竹、高野、木村各弁護士が矛盾点を突く戦術にて、ゴルスタサービス申込書の裏面に「広告バーター取引に関する約款」の存在を確認する証言などを引き出せたのは、大きな成果と言えます。更には裁判官側も積極的に証人へ質問するなどの光景は、新鮮且つ司法の真剣さをイメージさせるものでした。