東京都の小金井カントリー倶楽部では2021年1月より、株券の名義書換手続きに税込1,100万円が必要と成りました。それまでは入会申請に当たり株券を取得し株主となる事が、第一義的必要条件であり、この手続きは無料とされて来ました。
此れまでの倶楽部の歴史を辿れば、入会承認を得られなかった件数も累積し、その方々はプレー権の無い株主としての立ち位置で、2020年暮れまで至っておりました。入会不承認と言う事態は申請者にとって不幸であり、また倶楽部にとっても好ましい事態では有りませんでした。
この様な事態を改善すべく、当該倶楽部では2021年1月より、事前審査制度を導入する事と成ったのです。入会承認後に株券を取得すれば良いこの制度は、関係者の不幸をより少なくしたい、その発想から生み出されたものです。しかしながら事前審査を経る事無く、株券を取得する入会希望者も居られる様です。
例えば現時点では入会条件未達ながらも株券価格が安価と判断し、いずれ当該倶楽部へ入会可能であるならば、株券の名義書換料税込1,100万円を支払い株主になっておきたい、そして将来入会時に倶楽部への入会金として550万円を支払う、この様な二段構えの対応を前提として株券を取得するケースの様です。支払い総額に変わりは有りませんので、その様な行動を起こす方々が居ても不思議では有りません。
いずれにしても株券のみを投資の対象として取得する、この様な目的には合致しない点が明確化した、と言うのが当該倶楽部2021年制度改革でした。