茨城県のパブリックゴルフ場であるオールドオーチャードゴルフクラブを2021年10月1日に取得するとして、PGMグループはその株式譲渡契約を、2021年7月16日株式会社大林組との間で締結しました。
当該ゴルフ場を運営しているのは茨城グリーン開発株式会社(代表取締役:上村博紀)ですが、大林組の連結子会社と言う立ち位置に有ります。この法人から新設分割にて東茨城ゴルフ株式会社を設立し、ゴルフ場事業を承継させる事になります。
そしてその後10月1日にパシフィックゴルフマネージメント株式会社が、東茨城ゴルフの全株式を取得する事になりますが、PGMグループにとっては146コース目のゴルフ場となります。かたや大林組にとって関東エリアに於ける残されたゴルフ場は、2010年よりパブリックへ移行した千葉県のデイスターのみと成りました。
最高益を更新し続ける事を最大の経営目標に掲げた大林組の中期経営計画、ゴルフ場事業はこの計画でカバーされていないのだと思われ、逆に切り捨てる事で計画を推進出来る、そう主張している様に見えるのが、今回の売却劇だと言えます。
本業回帰、この流れが益々傾向として強まっている、近年ゴルフ場業界の状況です。