飯能ゴルフ倶楽部の第63期有価証券報告書が発表される

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 埼玉県の飯能ゴルフクラブを経営している株式会社飯能ゴルフ倶楽部の第63期有価証券報告書が、2021年6月24日に発表されました。長年黒字経営を継続して来た当該企業も、前期はご多分に漏れず約3,700万円もの赤字を計上せざるを得ませんでした。

 この背景には様々な要因が内包しているとは言え、主要には新型コロナウイルスの悪影響が有ります。感染拡大防止の観点から26日間、荒天ににより3日間、延べ29日間当該ゴルフ場はクローズしました。これを主因として年間の来場者数は、前期比4,305名減少したのです。

 この様なマイナス面に対し営業外損益として入会金収入が前期比330万円の増収、感染症対策助成金や各種給付金が約3,000万円と言う、プラス面も有ったとしております。しかしながらこの様なものでは、到底カバー出来なかったのが、新型コロナによりもたらされたダメージでした。

 3期前の60周年を機に策定された中期事業計画は、1.コースコンディションの維持向上 2.サービスの向上 3.安全対策の徹底及び地域との共生 4.安定的な収益確保と財務体質の改善を骨格に、豊かなクラブライフを満喫出来る格調の高いクラブを目指す、この4項目を骨格に現在すすめられています。

 この素晴らしい事業計画遂行の中、この度の赤字が一過性である事を、是非立証して頂きたいものです。