栃木県の小山ゴルフクラブを経営する株式会社小山カントリー倶楽部は、2021年3月30日2020年度第63期の有価証券報告書を明らかにしました。
昨年はコロナ禍の中、厳しい決算を強いられ、経常損失は約5,300万円となり、二期連続での赤字決算と成りました。積極的な集客対策及び経費節減努力も空しく、予約キャンセルがボクシングで言うならばボディブローの様にじわじわと効いて、上記内容になったとしております。
営業日数336日に於ける入場者数は14,068人、同年前期に比べ4,860人のマイナス、率にして25.7%減少したとの事です。1日平均約42名の来場ですから、組数にして11組ほどと言う事に成ります。土曜日と日曜日に入場者が集中するとするならば、平日はほとんどガラガラ状態とも言えます。
これらを振り返り赤字決算の主要因は来場者減と結論づけていますが、特質すべきはこの様な中で会員権の名義書換収入は、270万円増加している事です。入会総額が200万円そこそこであれば、利用権としての魅力を備えていると、捉える向きが多く成ったのかもしれません。
ところで当該法人では、新型コロナに対する警戒感は依然として強いと分析しており、これが今後の業績に及ぼす影響は「先行き不透明」としております。より正しい知見と対策による、終息を願いたいものです。