ゴルフ接待を受けコープこうべ組合長解職へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 生活協同組合コープこうべは2021年3月6日、自らのWEBサイトで、組合長及び常務理事の2名について解職した事を明らかにしました。これは上記2名が2018年8月より2年以上に渡り、取引先から月1回程度の割合でゴルフ接待を受けており、尚且つこの報告が全くなかった事に対する処分です。

 同組合では2003年に起きた不祥事からの反省点として、ゴルフとマージャンを取引先と行う事は好ましくないと判断しており、仮に行う場合の料金は自己負担としています。更に行った場合の事前事後の報告を義務づけ、内規でも明確にうたっておりました。

 しかし今回、代表理事で組合長でもある木田克也理事、及び常務理事の榎本裕一理事は、その内規を無視した形でゴルフ接待を受けていました。悪質なのはこのゴルフ接待を故意に隠匿しようとした点ですが、この件を知る事となった職員の内部告発で事件は明るみになったのです。

 3月5日に開催された理事会は、この2名の解職を決議したのですが、今回の事件はかつての不祥事が、それほど教訓化されていない点を露呈してしまいました。今後更なる再発防止策として、相互点検システムを強化して行く必要があると、同組合は述べています。

 最後に整理し強調ておかなければならない点は、ゴルフをやる人イコール悪い人の様なイメージを持たれない為にも、ゴルフ業界はこの様な事件の問題点を明確にし、風評被害が拡大して行かない対策を取って行く必要があると言えます。