埼玉県の武蔵カントリークラブでは、2020年10月11日に開催されたクラブ委員会にて、入会手続きに於ける推薦者の資格要件が改定されました。
一口で述べれば厳しくなったとも言えるのですが、別の観点からはクラブがより純化して行く、その一環とでも表現出来ます。これまで当該クラブでは、「40歳以上・在籍5年以上」の会員であれば、入会希望者の推薦人になれました。今回の改定により推薦者は、「入会希望者と交友が有り、尚且つ当該クラブで同伴ラウンドの実績が有る事」、を問うとしております。
付け焼刃での生半可な関係では、推薦者に成るべきでない、とある意味クギを指した様な内容に成っているのです。この内容により今後気安く、推薦者を引き受けて下さる会員の方は、ほとんど見当たらなくなるものと思われます。入会希望者の立場からは、現会員と面識の無い場合、ゴルフコースの良さのみに触発されての安易な入会希望は、たちどころに打ち消されるのではないでしょうか。
今回の改定が、会員権相場にどの様な影響をもたらすのかは、図り知れませんが、売り物をなかなか消化出来ていない現状から、この傾向は更に加速して行く様にも思えます。更なる下落傾向が、続くのは容易に推測出来ます。ある意味その様な事で一喜一憂する様な人物は、会員として相応しくない、とでも言われている様に思えます。
しかし様々な理由から会員が退会を望んだ時、その手続きが容易に出来ないのは、これも又悲しい現実ですね。