< 14番ホールのグリーンからティーングランド方向を望む >
静岡県の御殿場東名ゴルフクラブでは、2020年4月より6月末までの約3ヶ月間、約3,470メートルに渡りカートパスの改修工事を行いました。改修箇所はカート走行に大きな障害が出ていた所と、グリーン及びティーングランドまわりに集中させました。
この目的は会員及びゲストプレーヤーが、安全にラウンド出来る環境を整える事でした。此れ迄のカート道路は、メタセコイアの根が地表へせり上がる事で、更には経年劣化による大きな窪みが出現するなどし、至る所に損壊箇所が出ていたのです。
これらの障害からプレーヤーは、カートのハンドル操作に、大変苦労しておりました。この苦痛からプレーヤーを解放し、コース及びホール内の移動を安心して出来る様にし得た今回の工事ですが、更にプレーヤーの満足度を高める為に、当該クラブではヤマハ製の最新型カート54台を7月1日より導入しております。
ガソリン仕様の自走式乗用カートは、大変軽量であり尚且つ操作性に優れています。このカートの特性を活かし、天候条件にもよりますが、当該クラブではフェアウエーへの乗り入れも認めています。フェアウエーを傷めてしまうのでは、と言う当初の懸念も払拭されたのは、約2ヶ月に及ぶ実績そのもです。
なおアスファルト製のカート道路は、路盤厚10cmアスファルト厚5cm、幅2メートル30センチに設定されており、2トントラックの走行をも可能にしている事から、コース管理作業との重複使用にも耐え得るもので、当然脱輪走行などは想定外です。
PGMグループの一員となり日も浅い当該クラブですが、少しづつそして確実に変わりゆく今日の姿です。今回の工事に関しては会員から高評価を得られているとの事です。