長野京急カントリークラブは4月から無額面證券にて再出発

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 長野県の長野京急カントリークラブでは、2020年4月1日より、会員制の内容が変更され運営されております。変更された内容は、会員権に関するものです。

 此れ迄当該クラブの会員権は預託金が有り、会員権市場などを通じ名義変更する事が可能でした。しかしながらこの名義書換手続きを、基本的には一切不可としたのです。クラブでは会員1,155名が有する会員権の預託金について全額返還すると共に、継続意思のある会員約960名へは無額面のプレー会員権を発行しました。

 この一連の流れを見ますとある意味一度クラブが解散され、無額面会員にて再構成されたと言えるのでは、無いでしょうか。これは当該クラブ設立当初のコンセプトと、経営実績が空回り或いは乖離した事によるものです。この度の手続きにより、今後は継続会員を大切にしながら、地域密着型のゴルフ場経営を推進していく事になります。

 振り返れば今回この変更は、昨年10月頃に会社方針として決定され、会員へは同年12月頃に告知されております。年を越した2020年に入り具体的な手続きが終了した事により、4月新たなるスタートとなったのです。近年まれに見るドラスティックな改革ですが、これも一重に京浜急行電鉄と言う大企業を、経営母体にしているが故に可能とさせた離れ業です。

 なおこの度の変更により、これ迄既存会員が有していた副登録者制などは廃止され、新呼称である「会員A」と言う正会員のみに集約されました。ちなみに個人会員で相続が発生、或いは法人の合併などが生じた場合、法的権利者への名義変更は可能としております。