アース製薬・大塚達也会長曰く女子トーナメントは「いびつ」

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2020年7月18日(土曜日)の早朝6時、「朝日新聞DIGITAL」が配信した『女子ゴルフ界は「非常にいびつ」最高額大会の会長が語る内情』と言うタイトルの記事は、非常に考えさせるものが多く、また現在のゴルフトーナメントへ投げかけた問題は大きいと言えます。

 記事はインタビュー形式で構成されており、応えているのは今年JLPGAトーナメントの開幕戦となった『アース・モンダミンカップ』を主催した、アース製薬株式会社の大塚達也会長です。その記事のURLは次の通りですが、ご一読される事を是非お奨めしたいと思います。https://news.yahoo.co.jp/articles/3a1e83f4fd05e1effc6189e4c79a9816ac211af4

 念の為この内容を下記へ、要約しておきます。
1.大会は初日第1組から4日間、You Yube でインターネット中継。
2.費用は従来のTV放送よりも格段に安価。
3.視聴者数は合計868万人。雨天順延となった月曜日の最終戦は約24万7千人が視聴。
4.今回は無料配信、将来は視聴者1アカウント500円ほどの負担で放映出来るのでは無いか。
5.此れ迄の放映には数億円の費用を求められ、番組の著作権はTV局のものとなっていた。
6.欧米ではTV局がゴルフ協会から放映権を買って放映。

 最後に大塚会長は、「放映権、入場料、グッズ販売」などでプロスポーツが、ビジネスとして成り立つ事が大切だと締めくくっています。これはある意味従来よりJLPGAの小林浩美会長が、放映権について主張して来た点と符合する部分も有り、大塚会長の主張は事実をもって援護射撃、追認した形になったと言えます。

 いずれにしても2020年、COVID_19がもたらした惨禍が、ゴルフトーナメントの世界に於いても、新しい価値観とシステムを、生み出そうとしているのではないでしょうか。その胎動とも読み取る事が出来ます。今回の『アース・モンダミンカップ』の大きな試みと成功は、次のステージへの移行を示唆している様にも思われます。