妻沼ゴルフ場は6月末をもって閉鎖へ

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TACT-CHARA_22.jpg 埼玉県の妻沼(メヌマ)ゴルフ場は2020年6月30日をもって、32年の歴史に幕を閉じる事になりました。これは2020年3月27日、県の広報を通じ明らかにされました。

 此れ迄当該地を除く、上流及び下流の利根川堤防に付いては、ほぼ整備が終了しておりました。この度3月27日の県議会に於いて、工事予算が可決された事により、残された当該地堤防工事が本格化されて行きます。と同時にこれは間接的に、同ゴルフ場の閉鎖も意味していたのです。

 県の担当者曰く、ゴルフ場用地に余裕が有ったならば、工夫の余地もあった様ですが、利根川に沿って細長いコースレイアウトでは、致し方ないとの事でした。

 同ゴルフ場は1988年に開場し、地域のゴルファーに親しまれて来ました。2018年の実績では、年間約49,000人を集客して来ております。1月1日のみが年間を通じ休業日となる関係から、一日当たり135名ほどのゴルファーがプレーした事になります。

 埼玉県では第三セクター方式で大麻生(オオアソウ)、上里、妻沼、吉見のゴルフ場4ヶ所を管理しておりますが、昨年2019年秋の大型台風により冠水したゴルフ場は妻沼と吉見の2ヶ所でした。この様な被害によりこの度同ゴルフ場を閉鎖するのでは無く、国の方針である「首都圏氾濫区域堤防強化対策」の一環として行われます。

 同ゴルフ場利用者からは存続の声も聞こえて来ますが、その場合必然的に高まるプレーフィに付いて、無言の反応が多い様です。地域住民の憩いの場として機能して行く為には、安価なフィー無くして満足度は高まらないのだとも言えます。