東京都下の府中カントリークラブでは、来週の3月15日(日)にクラブ理事会が開催され、新規入会申請者の合否が判明します。今回20数件の入会申請中、他クラブ在籍と言う入会条件を満たさず、審査特別委員との同伴プレーにてカバーした方々が、約半数あるとの事です。
JGA加盟の他クラブに、2年以上在籍していなければ入会申請出来なかったのは、昨年2019年3月末まででした。4月以降この条件が上記の様に、同伴プレーを行う事で補える様になったのです。この条件緩和が、会員権市場に於いても影響をもたらしており、常に買い希望が有り売買が活発になったのです。
同伴プレーは年に2回有りますが、1月末と7月末に締め切った入会申請に付いて、それぞれ2月と8月に行われます。これを受けて3月と9月の理事会にて、その方々の合否が決定されます。なおこの同伴プレーをクラブへ申請する為には、当該クラブの会員権を取得済みで無ければなりません。
此れ迄当該クラブ会員権の動きは、季節要因が大きく働くケースが有り、市場動向としては秋以降12月にかけ、相場が弱いと言われ続きて来ました。これは年会費の支払い方法に、起因するものでした。しかしながら入会条件を緩和した事により、通年買い希望が入る様になったのです。
形式的審査に依存するのでは無く、内容を重んじた審査へ移行した事により、当該クラブは今また脚光を浴びつつ有ります。現状を良く把握し時代に即したハードルを設けて行く事こそ、いま名門クラブには求められていると言えます。変化は苦しいものですが、それ無くして進化も有りません。