一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は2020年3月に入り、2019年度に於ける全国のゴルフ場利用者数を発表しました。この統計によれば、前年度比約160万人、利用者が増加しています。
この統計は、NGKへ全国の税務課から寄せられた資料を基に作成されており、非常に正確度の高いものとなっておりますが、NGKではあくまでも速報値で有ると断っています。と言いますのも後日、税務課より若干の修正が有る為で、確定した内容は本年10月に公表されます。
この資料によれば2018年1月1日から同年12月31日までの、全国ゴルフ場利用者数は83,794,702人でした。これに対し2019年1月1日から同年12月31日までの、全国ゴルフ場利用者数は85,407,154人でした。この差はプラス1,612,452人です。
2018年度を上回った2019年度の利用者数ですが、中には前年度より落ち込んだ県も有ります。それは宮城、福島、茨城、群馬、千葉、長野の6県です。特に福島県の3.4%_46,021人、千葉県の2.5%_198,311人、長野県の3.3%_54,726人が目立ちます。
この減少要因は主に台風15号と19号の被害によって、もたらされたものと分析されています。台風被害が無かったならば、総利用者数は更にのびたのだろうとは思われます。ところで余談には成りますが、年間約8,500万人のゴルフ場利用者がいる中、ゴルフ人口は500万人等と言う荒唐無稽な数字が一人歩きする事は、これこそ風評被害のなにものでも無いと言わざるを得ません。