PGA倉本会長は3月18日の総会にて4期目を目指す

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PGA 倉本会長

 公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)の倉本会長は、2020年2月25日定例理事会開催後の記者会見にて、理事会開催前に次期理事候補が集まり、次期会長への立候補を確認するも挙手する者無く、倉本現会長が次期会長へ就任するのが相応しい、との次期理事候補者達の判断から、その意向を受ける予定だとしました。

 正式就任は3月18日に開催される定時社員総会後の、臨時理事会を待たねばなりません。会長として選任された場合、任期は2年となり4期目に突入します。

 以前倉本会長はPGA会長就任後の6年間を振り返り、プロゴルフ界発展の為には道半ばである事を認識しており、3月18日に開催される予定の会長選へ、強い意欲をもって臨もうとしておりました。それが2月25日と言う3週間もの早い段階で、道筋が見えて来たのです。

倉本会長が掲げる大きな課題は、下記の3点に要約されるものと思われます。
1、日本プロゴルフ選手権への冠スポンサー発掘。
2、技術のみならずゴルフに関する知見の高い会員組織へ。
3、JGTO(日本ゴルフツアー機構)との融合。

 2018年より冠スポンサー無しの状態で今年3年目を迎える日本プロですが、長期的に安定したスポンサーの支援を得る事で、PGA自体の財政基盤も安定する事から、4期目を迎えた折には何とかしたいと言うのが会長の本音とも言えます。

 2番目は組織の大きな柱となっているプロテストですが、ツアー出場資格としての意味合いは現在薄れて来ており、形骸化しつつあるこの制度を如何に改革出来るかが、組織の存亡にも関わる最重要課題です。会長はPGAプロゴルファーの価値を高めると共に、その集団組織であるPGAの存在意義を、更に高めて行きたいのだと思われます。

 そして最後はJGTOとの融合です。組織形態の違いを乗り越え、共に手を携えWIN、WINの関係を構築出来たならば、活動範囲は今以上に成ると見込まれます。次期理事候補達も倉本会長の手腕に期待するもの多く、2月25日推挙したのだと思われます。長期政権がもたらすであろう弊害以上に、期待度が高まっているのが現在の状況です。