静岡県の沼津ゴルフクラブでは2020年1月下旬より、入会条件及び手続きを緩和した内容で、入会申請を受け付けております。これは2019年12月に開催された同クラブ理事会にて、決議された内容ですが、速やかに実行に移されました。
これまで入会条件の1項目としてクラブでは、「在籍3年以上の正会員2名の推薦保証」を入会申請者へ求めておりましたが、これを会員1名の紹介のみで要件を満たすとしたのです。会員1名とは会員種別を問わない事で有り、又在籍年数も問わないと解釈出来る訳ですから、入会申請者は知り合いの会員に、紹介者として署名して頂ければ良いと言う事になります。
更に上記の「推薦保証人」なる文言は、通常の一般社会に於いて重く受け取らざるを得ない内容で有り、現会員が付き合いの薄い方から依頼されても、早々簡単に引き受けられるものでは有りませんでした。これが日本社会の一般常識だと思いますが、改定内容ではこの文言を削除し、「紹介者」へと変更したのです。
又これまでクラブでは、入会申請者情報をクラブハウス内へ2週間掲示すると共に、入会申請者への面接を行って来ておりました。これは新規入会申請者の公告と、多くの会員によりチェックして頂きたいと言うクラブの主旨だったと思われますが、これを今後実施しない事と成りました。入会条件の緩和に伴う、入会手続きの簡素化です。
今回クラブ組織を大衆的なものへと舵を切る事になった当該クラブですが、何と言っても課題は会員権の流通面を如何に促進させるかなのだと言えます。当該クラブではユニークな会員権、M1、M3などが有り、利便性の高いものに成っています。今回の改定により幅広くこの様な面が、見直される事を期待したいものです。