<写真提供:アコーディアゴルフ_130名体制でのコース管理>
昨年2019年は日本のゴルフ史そしてゴルファー以外の方の記憶にも残る、大きな出来事が幾つか有りました。一つは『全英AIG女子オープン』に於いて渋野日向子選手が優勝した事であり、もう1つは『ZOZO CHAMPIONSHIP』(以下ZOZO CHAMP)が日本で開催された事だと言えます。
とりわけレジェンドであるタイガー ウッズ選手の参戦は、日本のゴルフファンを多く引き付け、現役プレーヤーとしての元気なタイガーを見てみたいと言う動機から、会場となったアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ(以下習志野CC)には長蛇の列が出現したのです。トーナメントを通じ来場したギャラリー総数は54,840名です。
- 10月22日(火)練習日 11,063人
- 10月24日(木)第1日 18,536人
- 10月25日(金)第2日 雨の為順延
- 10月26日(土)第2日 入場制限の為0人
- 10月27日(日)第3日 22,678人
- 10月28日(月)第4日 2,563名
PGA TOURは今回月曜日に最終日を設けた事により、アクシデントを乗り越え4日間競技として同試合を成立させた訳ですが、当初は予備日を設けていませんでした。この事からアコーディアゴルフでは、同ゴルフ場で行われる月曜日予定のイベントを中止し、受け入れる事になったのです。同社にとってZOZO CHAMPの成否は、内外へ大きな影響をもたらすものと考慮し、最大限努力する事を惜しみませんでした。
それは試合日程のみならず、コース管理面に於いても発揮されたのです。大雨が降った金曜日その翌日土曜日の早朝3時には、試合再開へ向けアコーディアゴルフグループの管理スタッフ130名が集合し、4時から作業を開始しました。コース整備が進み10時30分には試合を開始出来たのですが、作業が終了したのは11時30分の事でした。
今回アコーディアゴルフは、総合的コース管理能力の高さを内外へ示し、多くの注目を一身に受けました。大雨と言うアクシデントをある意味味方にした様な、好結果をアコーディアゴルフは得られたのだと思われます。では今年ZOZO CHAMPは、何処で開催されるのでしょうか。これは関係者のみならず、ゴルファーの一大関心事です。
同ゴルフ場とZOZO CHAMPの契約は単年契約と言われており、また共同主催者であるJGTOからもこの件に付いては、日程やコースが未だ明確にされていない事から、この様な疑問符が脳裏をかすめるのです。JGTOにすれば主導権を握っているPGA TOURの指示無く、発表出来ないのだとは思われますが。
このトーナメントの発起人であり元ZOZO社の代表者でもあった前澤氏は、千葉愛を公言してはばからない事から、今年の開催ゴルフ場も同県内に限定されるものと思われます。時期は昨年同様と考えられる事から、残すところ約10ヶ月です。千葉県は国内有数のゴルフ場県ですが、とは言えPGA TOURのトーナメントを開催出来るコースは、それ程多くは無いと思われます。
PGA TOURのお眼鏡にかなうゴルフ場は、一体何処になるのでしょうか?