近年AEDに関する重要性が認識され、社会の公共施設のみならず、ゴルフ場に於いても設置しているケースが多くなりました。下記の記事は、今を去る事10年程前に千葉県の藤ヶ谷カントリークラブでおきた事件です。
この内容は当時よりタクト株式会社WEBサイトのコース紹介ページにて、記述して来ておりますが、今一度AEDの社会的重要性を鑑みた場合、当該「ゴルフ事件 過去帖」で紹介しておく事が、より良く認識されるのでは無いかと考え、新たに記述する事と致しました。
2008年8月3日プレーの為に来場していた藤ヶ谷カントリークラブの会員A氏は、体調不良を感じた事からゴルフ場スタッフへ申し出て、ゴルフ場の休憩室にて休息をとっていました。ところがその後、A氏の体調が急変してしまったのです。
A氏の異変に一早く気付いたゴルフ場スタッフは、すぐさま場内備え付けのAEDを使用し、応急処置を施したのです。スタッフはA氏の状態を気にかけ、数分おきに観察していた事から出来た処置でも有りました。この作業と同時に、救急車の要請も行ったのです。
時同じく偶然にもフロントでこの日のプレー代金清算手続き中の会員B医師が、この処置に加わり、より適切な救命措置を行えたのです。この一連の処置を経て、 会員A氏は救急搬送され、一命を取り留める事が出来ました。同クラブでは2006年よりAEDを導入すると共に、従業員16名がこの講習を受け、操作が出来る体制を整えていたのですが、 常日頃の準備が好結果につながりました。
この件に関しては後日、柏市消防局長より感謝状が、同クラブへ贈られたとの事です。