平川カントリークラブを日神不動産が7月に売却予定

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平川CC_tact.jpg 千葉県の平川カントリークラブを傘下に持つ東証一部上場の日神不動産株式会社は、2019年5月27日の書面決議にて、同ゴルフ場を7月1日に売却するとして、その詳細を同社広報を通じ明らかにしました。

 売却先はエヌディファクター株式会社(本店所在地:東京都世田谷区成城六丁目27番6号)ですが、同社の代表取締役を神山和郎氏が務めており、また株主構成も神山氏と株式会社タカシ・エンタープライズで占めている事から、ある意味神山氏の個人資産管理会社と言えなくも有りません。

 これに関連し平川カントリークラブのWEBサイトでは5月29日、同ゴルフ場を経営している株式会社平川カントリークラブとエヌディファクター株式会社が、2019年7月1日に合併する事を明らかにしております。存続会社はエヌディファクター社であり、平川カントリークラブ社は合併後に解散します。

 この度日神不動産が子会社のゴルフ場を売却する件に付いて、2020年1月1日に同社が持株会社体制へ移行する事を理由にしております。『経営資源の選択と集中』を考えた場合、当該ゴルフ場はそれにそぐわないとの結論に至ったのだと思われます。

 2005年に日神不動産が、同ゴルフ場を取得し今日に至っております。それから約14年に渡る間同ゴルフ場の施策や動向は、様々な話題をゴルフ界へ提供して来ており、その果たした功績は少なからず評価されるものと思われます。しかしながら親会社である上場企業への貢献度は、低いものでしか有りませんでした。

 日神不動産の代表取締役会長を現在務めている神山和郎氏からすれば、自ら蒔いた種は自ら刈り取り処理する事になるのだと言えます。譲渡価格に付いては現在専門家へ査定を依頼しているとの事で、少なくとも6月中には明確になると思われます。