千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブでは外国籍の方の会員数に付いて、在籍数以上に増やさない事を方針としております。この定めは1975年以降にまとめられたものですが、それ以前は特段の取り決めも無い事から、その入退会は自由に行われていた様です。現在外国籍の方が同クラブへ入会を希望する場合、外国籍名義の方の会員権を取得する必要が有ります。
外国籍の方の入会制限が明確になった当時、クラブによればその会員数は、全会員種別を合わせ約100名だったとの事です。それ以降正式にカウントした事が無い為、現時点で明確な会員数は、把握出来ていないとしております。
それから約40年以上が経過しておりますので、当然会員数は減少の一途を辿っている事と思われます。なぜならば当該会員数は、様々な要因により減少する事は有っても、決して増える事は無いからです。つまり入会は制限が有るものの、売却に関しその対象は問わないからです。
ではこの特殊性をおびた会員権の価格は、例えば正会員権のみに限定するならば、どの様な値動きをするものなのでしょうか。バブル経済期であればその希少性から、かなりの割り増し金額を支払わなければ、取得出来なかったと言えますが、近年は若干高めと言う表現が適切な程、通常の会員権との価格差が縮小して来ております。
とは言えいち早く取得したいとなれば、当然売りに出ている高めの物件を取得する事になるのが、この様な会員権の動きに成ります。市場が小さいという事は、些細な事で優利不利に作用するケースが、多々あるのだと言えます。
なお法人名義で同クラブへ入会する場合、個人会員権を2口取得しなければ入会申請出来ませんが、その中に1名の外国籍の方が含まれているならば、当然その分の外国籍名義会員権を取得する必要が出来て来ます。