埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部(以下石坂GC)を舞台に2019年の今年7月最終週、LPGAツアー『センチュリー21 レディスゴルフトーナメント』が開催されます。同ゴルフ場でトーナメントが開催されるのは、初めての事になります。
石坂GCでは様々なトーナメント開催実績を持つ関係者から、声をかけてもらった事が契機となり、リスクよりも得られる効果の方が大きいとの判断から、開催へ向け舵を切る事になったものです。
同クラブでは2018年7月に理事会を開催し、トーナメント開催への了解及び決議を得られた後、同クラブ会員へは同年12月に館内の掲示板にて告知すると共にWEBサイトで発表し、更に2019年1月の会報にて明らかにしたとしております。半年近く会員への公表が遅れた事に付いては、公式発表に合わせて欲しいとのLPGA側の依頼によるものでした。
< 16番パー3ホール >
森社長によればトーナメント開催に会員からのクレームは無いものの、その期間に於ける会員のプレーに付いては、近隣ゴルフ場で受け入れて頂く様お願いしたとの事です。トーナメントは今回単発で終わる訳ですが、毎年開催となると会員の雰囲気も変化して来るのでは無いかと思われ、それがどの様な意識状態になるのか、現時点で読めないと森社長は考えています。
コースセッティングはLPGAより同クラブへ任されている関係から、キーパーも昨年千葉カントリークラブへ出向きJGAの公式競技開催時に、作業を手伝う事で見識を深めて来ております。当該ゴルフ場のグリーンは傾斜がきつい事も有り、グリーンの速さに付いては検討している段階の様です。
大会期間中のギャラリー数に付いて森社長は、15,000人ほどでは無いかと予想しております。ギャラリーの駐車場確保は主催者側が当たっているものの、適当な用地を確保する事が大変な作業の様で、この様な交通アクセス整備が微妙に来場者数に響いて来ると、主催者側よりレクチャーを受けています。
トーナメント開催が決定した昨年から、スタッフのモチベーションも高まり、団結力も一層強まって来ているとの事です。現在は気持ちの高ぶりを抑えてはいるものの、これから夏に向け緊張感が少しずつ増して行くのでは無いかと、森社長は分析しております。成功を祈りたいものです。