静岡県の名門倶楽部である葛城ゴルフ倶楽部の会員権は大変人気が有り、同倶楽部では2012年より昨年の2018年まで7年連続で退会会員の補充募集をおこなって来ておりますが、募集開始と共に短期間で終了してしまいます。
募集期間は例年夏から同年11月末までの5ヶ月間で、この期間は既存会員権の名義書換が停止になります。この募集が終了すると共に、一般市場での売買が活発になるのですが、売買価格が額面割れする事はまず有り得ません。なぜならば経営会社である東証一部上場のヤマハ株式会社が、預託金額面を保証しているからです。
入会条件は至ってシンプルであり、入会希望者は身元保証人として会員2名を、手当て出来る事です。身元保証人の資格は、正会員及び平日会員の種別を問う事無く会員であれば問題無く、尚且つその会員の在籍年数も不問なのですが、2名の印鑑証明書を添付する事は義務づけられております。
ではこの様な条件が整い、同倶楽部会員権を市中より手当て出来た場合、入会希望者は次にどの様な手続きを行って行けば良いのでしょうか。一般的な手順は下記の通りですが、ケースによっては入会申請者への面接を、コース現地にて行う事も有る様です。
1、先ず会員権證券を除いた書類一式、退会者と入会者の書類全てを倶楽部へ提出。
2、入会者情報を2週間ゴルフ場内で掲示、通算45日間をかけ入会審査有り。
3、入会承認後、倶楽部より名義書換料の請求、及び證券の提出を求められる。
4、入会申請者が倶楽部へ證券提出と共に名義書換料支払い後、会員としてラウンド可。
5、裏書きされた証券は、名義書換料支払い後、約1ヶ月で指定場所へ届く。
ところで最初の段階で證券のみを、倶楽部へ提出しないのには訳が有ります。倶楽部では入会審査を経て、入会申請者に対し入会申請を拒絶するケースもある事から、証券は入会承認された後、入会申請者が譲受人欄へ記名押印して提出して欲しいとしております。