2019年1月30日都内会場にて、日本ゴルフジャーナリスト協会(以下JGJA)主催の、トークイベントが開催されました。題して「私は見た!43歳タイガー・ウッズ5年ぶり復活優勝の舞台裏」です。
ゲストは日本ツアーで通算9勝を誇ると共に、近年PGA TOUR の解説で解かり易いと定評のある佐藤信人(ミズノ)プロ、更に長年PGA TOURを取材して来たゴルフライターの大泉英子氏ですが、司会をJGJAの薬師寺広氏が務めました。
タイガー ウッズは2018年9月のTOUR Championshipで、5年ぶりの優勝を飾りました。まさしくタイガーの復活劇でした。この5年間タイガーは、様々な事件に悩まされて来ました。それは離婚であり、体の故障であり、スキャンダルでした。よくぞここまで重なるものだとの思いは、見る者知る者誰しもが抱いた感情だったと思われます。
ことタイガーのゴルフに関し佐藤氏は、単にイップスなどで説明出来る様なものでは無く、非常に重症であり「2018年の何処かの段階で引退宣言をするのでは」、との観測をしていました。この事を補足する様に大泉氏は、或る試合の練習場に於けるタイガーは、シャンクを連発していたとの事です。
この様な状況下で見事な80勝目となる優勝を昨年成し遂げた訳ですが、この復活劇にはタイガーの下半身強化策を上げられると大泉氏は語ると共に、自身からもその様なコメントがツアー中に有った事を明らかにしてくれました。
また佐藤氏は「タイガーの様なスーパースターは誰よりも孤独だ」と語ると共に、その様なスーパースターは非常に家族愛が強いとの分析を披露したのです。更に大泉氏は佐藤氏に同感する様に、タイガーの子供は親の全盛期を知らず、親をユーチューバーゴルファーと思っているとし、この事からタイガーはもう一度全盛期に近い姿を、子供に見せたいのでは無いかと説明してくれました。
では今年9月迄にタイガーは、何勝出来るのでしょうか。佐藤氏はレギュラー1勝にメジャー1勝の計2勝としたのに対し、大泉氏はレギュラー2勝の可能性は有るものの、メジャーはゼロか1勝と予測しました。両氏の予測から読み取れるのは、前回の優勝はフロッグでは無く、タイガーは完全復活したと捉えている事です。信じ期待しましょう。