千葉県の木更津ゴルフクラブには、正会員と平日会員と言う2種類の会員資格が存在します。そしてこの会員それぞれが保有する預託金額面は、80万円と40万円更には20万円と言う3種類に分かれます。
当該クラブを経営する株式会社木更津ゴルフ倶楽部は、2005年の会社更生手続きを経て今日に至っております。旧会員へは預託金額の10%を一括弁済し、その後正会員は40万円、平日会員は20万円を新たにクラブへ預託する事で、会員としての地位を取得しております。
その後2006年1月に入りクラブでは既存会員を対象に、正会員80万円及び平日会員40万円にて会員募集を行いました。この金額の半額が基金へ、そして半額が預託金となったのです。この募集に応じた会員は、結果として2口を所有する事になった訳ですが、新たに取得した会員権を譲渡する時、名義書換料は半額で済みます。そしてこの権利は、行使するまで残るものですが、回数は1回のみです。
この様な流れの結果、正会員権は218口の額面80万円と、更生手続き時の額面40万円(全額預託金)の2種類が存在します。平日会員は11口の募集にて新たにつくられた40万円額面と、従来からの20万円額面(全額預託金)の2種類と言う事になります。都合証券額面は、3種類存在する事になったのです。
尚、同クラブを会員が退会する時、預託金に据置期間が無い事から手続きが済み次第クラブより返金されますが、基金に付いては毎年3月の総会開催時に承認された分に付いて返金されますので、ケースによっては1年以上待機する事になります。
法的整理を経て当該クラブの運営は、ガラス張りの様になったとも言えます。情報開示についても適切に行われており、安心で安全なクラブの一つとして、数えられるのでは無いかと思われます。願わくば会員権の名義書換料を、現在の半額程度へ下げて頂いたならば、会員権相場の上昇も見込める様に思われるのですが。