長野県の大浅間ゴルフクラブの正会員権は、無額面のプレー会員権、預託金会員権、株式会員権の3種類があります。会員権とはこれのみで、いわゆる平日会員権成るのもは存在しません。
無額面のプレー会員権は、近年法的整理を経た会員制クラブにより取り入れられるケースが多いのですが、当該クラブに於いては古くからこの会員が、数十名在籍しているとの事です。会員資格としてはその他のものと何ら差が有るものでは無く、また名義書換も120万円プラス消費税にて可能です。しかしながら通常会員権市場へ売却案件として、顔を出す事は皆無の様です。
預託金会員は文字通り初代会員が、クラブへお金を預け会員資格を取得したもので、その額面は25万円が一般的の様です。この種の会員は現在約900名弱在籍しており、クラブの大半を構成しております。また会員権市場で取り引きされるのも、主にこの会員権だと言えます。名義書換料は120万円とプラス消費税です。
株主会員は約200名が在籍しております。壱株券が正会員一口の資格と成りますので、約200株が市中で売買出来る対象と言う事になります。この株券を取得した方が入会申請する場合、名義書換料は20万円とプラス消費税のみです。上記2種類の会員権とは明らかに100万円の差があります。
この様な事から会員権市場に於いても、両者は明らかに価格が異なって来ます。価格差がどの位かは一概に言えませんが、当然株券価格が高く、預託金価格は低くなります。とは言えどちらを取得した場合であっても、その会員資格に差は無い事から、入会手続き終了までの仕上がり価格に、極端な差は生じないのが現状です。
当該クラブは軽井沢エリアに於ける人気コースですが、12月から翌年3月末までは例年クローズに成る事から、実質的に利用出来るのは8ヶ月です。この期間に来場する人数は約27,000~28,000名との事ですが、これを12ヶ月ベースへ換算した場合、約4万人に達するもので大変健闘していると言えます。この人気コースの会員に成りたいとの希望そしてその名義書換は、年間60~70件有るとの事です。