神奈川県の横浜カントリークラブに於ける女性の入会は、女性名義の会員権を取得する事で名義変更が可能と成ります。同クラブには女性名義の会員権が、正会員及び平日会員を合わせ約400口存在します。入会者はこの中から売り手を探す事になります。
ただし一口に女性名義と言えども、女性へ名義変更出来ない会員権が一部に存在します。これは相続などの手続きにより、便宜的一時的に女性名義へ変更されている会員権を指します。この会員権は将来当該女性が売却しようとする時、その対象は女性以外の方々と成るのです。
この様な女性への入会制限は、1982年から3年頃にかけて設けられた規定であり、今日まで継続されて来ております。この措置により当該会員権は希少性を持ったものとなっており、これが会員権相場へも如実に反映されております。当該会員権は通常の男性権に比べ、2018年11月現在4倍から5倍の価格を付けているのです。
では年間を通じ当該会員権の取り扱いは、どの位有るものでしょうか。クラブによれば年間150から160件に及ぶ名義書換件数が有るとの事ですが、その内10%ほどが女性権としております。
なお同クラブでは入会申請にあたり、会員権取得前の事前審査を推奨しております。一部には会員権取得後に入会手続きを行うケースもありますが、必ずしも申請者全員が入会承認を得られる訳では無い事から、トラブル回避の為にもクラブの指導に従う事が最善であると言えます。