成田ゴルフ倶楽部に於ける名義書換料の変遷

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成田GC_tact.jpg 千葉県の成田ゴルフ倶楽部では2018年3月1日より、正会員及び平日会員の名義書換料を値上げしました。正会員は200万円から300万円へ、平日会員は100万円から150万円へです。

 名義書換料を値上げすると言う事は、入会者にとってコスト負担が増加しますから、その影響は会員権価格へも跳ね返って来て値下がりとなります。同倶楽部は人気コースですので、常に入会希望者が後を絶たないのですが、押し寄せる会員権の売却案件を吸収しきれてはいないのです。

 改定から7ヶ月が経過し相場反転には至っていないのが、同倶楽部会員権相場に於ける今日の状況です。この様に会員権相場へ大きな影響をもたらす名義書換料ですが、同倶楽部に於けるその変遷は大変興味深いものとなっております。

年月 会員種別 名義書換料
1994年7月 正会員 1,200万円(税別)
2000年4月 正会員 200万円(税別)
平日会員 30万円(税別)
2001年5月 正会員 200万円(税別)
平日会員 100万円(税別)
2018年3月 正会員 300万円(税別)
平日会員 150万円(税別)

 同倶楽部が発足以来初めて名義書換が、実施されたのは1994年7月1日からでした。それから3年が経過した1997年7月1日には、第1回補充会員募集を行うとの事で、この日より名義書換が停止に成りました。

 この3年間に於ける名義書換料は、上記表の通り1,200万円と消費税でしたが、この間に2,500万円から3,500万円の買い希望を確認出来、売り値は6,500万円前後でした。バブル経済が下火に成りつつあった時期とは言え、現在からは想像もつかない様な会員権相場だったのです。

 間もなく開場し30年を迎える高級感あふれる同倶楽部ですが、アコーディアゴルフグループのフラグシップコースとして、目指すところはどの様なものなのでしょうか。そして気に成るのは同倶楽部の会員権相場です。名義書換料による影響は、一時的なものであって欲しいものです。