日本カントリークラブの法人会員

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日本CC_tact.jpg 埼玉県の日本カントリークラブに於ける、正会員及び平日会員を合わせた総会員数は937名です。この数字は物故者を除いた現役会員のみのものですが、この内880名ほどが正会員数です。この会員数の約半数を法人会員の登録者が占めており、法人数そのものは約300社と言われております。

 正会員数の約半数が法人会員の登録者であると言う比率は、一般的に高い数字の様にも思えますが、この点はこのクラブ特有の事情も反映されたもので有り、法人会員制クラブを志向していた過去を振り返るならば当然の成り行きであり、その余韻を残している現状とも言えのです。

 5年ほど前の2013年11月に開催された同クラブ理事会は、革命的とも言える大転換を図りました。1970年のクラブ発足以来、法人名義の会員権を個人名義へ書き換える事は不可能だったのですが、この規則を改定し可能としたのです。約43年間に渡り培われて来た、クラブの根本的思想が瓦解した瞬間でもありました。

 時代の流れを厳正に受け止めた同理事会による大英断でしたが、現在では法人名義から個人名義へ、個人名義から法人名義へ、入会審査にる承認を得られたならば書き換える事が可能となりました。この結果個人会員半数の比率は、5年前よりは相当増えたものでもあったのです。

 同クラブでは法人会員の入会にあたり、特段大きなハードルを設けておりません。入会する法人は上場してなければならないとか、或いは準じてなければならない等の条件は無く、あくまでも登録者の人物本位で審査に当たっているとの事です。

 現在同クラブでは名義書換料を、半額の60万円と消費税にて受け付ける、キャンペーンを展開しております。これが好感され会員権市場に於ける当該会員権の売却案件は少なく、品薄感が漂っています。市場を通じての会員権取得が困難な状況となっています。