北海道苫小牧市のニドムクラシックを舞台に開催された2018年度(第28回)日本シニアオープン選手権は、昨日2018年7月15日(日)P マークセン(52歳_フリー)選手の優勝で4日間の戦いに幕を閉じました。マークセン選手は、同選手権3連覇です。
この大会の歴史を振り返った時、この偉業は同選手で3人目である事がわかります。一人目は金井清一選手が1991年から1993年まで、二人目は青木功選手が1994年から1997年までの4連覇と、2選手が輝かしい歴史を残しておりました。
今回注目されたのは、シニアルーキーとなりシニア競技初参戦となった谷口徹(50歳_フリー)選手ですが、5月に行われた日本プロゴルフ選手権と言う公式競技制覇に続き、シニアの公式競技である今大会も同選手が制覇し得るのか、と言う点が大きな話題となりました。
レギュラーツアーの公式戦を50歳にして優勝し、尚且つ(公財)日本ゴルフ協会が主催するシニアの公式戦を制覇すると言う離れ業は、同選手以外に資格は無かったのです。雨が降る最終日、谷口選手は手堅く1オーバーとまとめトータルイーブンパーとしたのですが、マークセン選手との5打差は如何ともしがたく、残念ながら単独2位にて終戦しました。
今回の優勝でマークセン選手は、シニアツアー4戦中3勝と言う素晴らしい実績を残し、シニアの賞金王街道をまっしぐらに快走中ですが、レギュラーツアーの賞金ランキングでも75位に位置し、後半戦のビッグゲームに於ける戦績如何では、当然来季のシード権も見えて来ます。
なおローアマチュアは通算29オーバーで61位タイの、亀井隆(62歳_唐沢ゴルフ倶楽部)選手が獲得しました。