群馬県の上毛森林カントリー倶楽部は、2018年4月28日名称を上毛カントリー倶楽部へ変更し、再出発する事になりました。これは当該ゴルフ場を経営しておりました上毛森林都市株式会社(以下上毛森林都市)が破産した事に伴い、ノザワワールドグループの合同会社NW-2が破産管財人・曽我幸男弁護士より、譲り受けた事によるものです。
上毛森林都市が破産申請した日は2018年2月14日、当該ゴルフ場が譲渡された日は4月13日ですから、約2ヶ月と言う短期間にて破産手続きの大半を破産管財人は処理した事になります。破産管財人は当初より4月下旬に事業譲渡する方針でしたので、予定通りと言えばそれまでですが、あまりにも早業で電光石火とは、この様な事を言うのでは無いでしょうか。
当該ゴルフ場はここ数年、年間来場者数が3万人前後で推移し、6,000円に満たない客単価を記録しておりました。これは結果として年間数千万円の営業赤字となり、上毛森林都市が破産への道を進まざるを得ない要因ともなっていました。
新生・上毛カントリー倶楽部を運営するノザワワールドグループは、旧会員を一代限定のプレー会員として受け入れておりますが、会員資格の譲渡は認めておりません。この事から上毛カントリー倶楽部の会員資格売買は、有り得ない話だと言えます。
なお管財人は債権者集会を、本年7月9日に予定しているとの事です。