ゴルフコース設計家の加藤俊輔氏が、2018年4月17日早朝に千葉県の病院にて、お亡くなりになられました。氏は1933年11月12日のお生まれですから、今年85歳を迎えようとしておりました。お通夜は昨日4月19日、告別式は本日20日千葉県の北習志野斎苑(船橋市習志野台2-12-30_TEL047-490-4194)にて、午前10時より行われます。
氏の設計家としての手腕は並々ならぬものがあり、今日まで国内70余のコースを設計しております。特に太平洋クラブ御殿場コースは、秋に開催されるビッグトーナメントの会場として広く知れ渡っておりますが、それはまた氏の代表作とも言えつとに有名です。
氏は1986年カトーインターナショナルデザイン株式会社を設立・独立し、1993年には日本ゴルフコース設計者協会設立に尽力し、初代理事長に就任しております。現在同協会の理事長である川田太三氏は、この度の訃報に際し次の様に語っております。
弊協会は1993年の設立ですから、今年25周年を迎えます。当時設計家の集まりは無く、加藤さんが一人でさまざまな設計家とコンタクトを取り、まとめ上げられたのが弊協会です。
加藤さんは70余りのユニークなゴルフコースを造り、コース設計の重要性を訴えて来ました。残念ながら加藤さんは3年に満たない期間で理事長を退任されていますが、私個人としては長く務めて欲しかったと思っていました。
私が弊協会の理事長になり今年5年目を迎えていますが、加藤さんの遺志を受け継いで、設計家がゴルフ場と強く関わっていける様、頑張りたいと思います。
加藤俊輔氏がゴルフ業界へ残した功績は、大きく計り知れないものがあります。ご冥福をお祈りします。