2018年3月27日東京都内に於いて、破産者株式会社ゴルフスタジアム(以下GS)事件_<平成29年(フ)第4797号>の第2回債権者集会が開催されました。出席者は破産管財人の島田敏雄弁護士とGS代表者の堀新氏です。更に堀氏に対峙する形で守る会メンバー約60名を中心に、100名ほどが結集しました。
島田管財人曰く、破産法の定める「相殺禁止の規定」による調査を鋭意続行中との事で、これまでに勝ち取られた案件などが報告されると共に、疑問視せざるを得ない事案も明らかにされました。
島田管財人は当該破産会社と取り引きがあった20社を中心に調査するも、その内約10社について資金流出を疑わせる内容が有り、今後この点を重点的に調査するとしております。その10社の関係性は複雑に絡んでおり、全容解明と共に資金回収の見込みが有るか否かについて、今後見極めて行く必要が有るとも語っております。
島田管財人からの報告を受けた後、参加者15名が次々と堀氏へ質問をして行くものの、肝心要の点に付いて堀氏は「書面での質問状を下さい」と、明確な回答を渋るケースが目立ちました。しかしながら過去5年間に当該破産会社より2億1,800万円が流出した件に付いて、1億円が証券口座へ、その他は個人口座へ流れている事が判明したのです。
更なる解明無くしてこの破産事件は、解決への方向性を見出だせない訳ですが、次回の集会は8月1日に開催されるとの事です。