不動産再生へ向けた投資開発事業を展開する東証一部上場の株式会社ビーロットは、ゴルフ場運営事業を主に行っている株式会社ティアンドケイ(以下T&K)の株式53.1%を取得するとして、2018年3月15日広報を通じて明らかにしました。株式譲渡契約締結日は3月15日、譲渡実行日は3月29日を予定しており、T&Kはビーロット社の連結子会社となります。
川田太三氏が代表取締役を務めるT&Kの株主は、川田氏が41.9%、株式会社マックアースが53.1%所有しており、この度ビーロット社が取得するのはマックアース分全株になります。取得価額は7,000万円です。
ビーロット社がこの度T&Kを子会社化するに当たりその目的を、「国内外のゴルファーへ新しい価値を創造し、ゴルフ場の資産価値向上に貢献する」為だとしております。抽象的な表現でその意図するところが、なかなか読み取れないのですが、ビーロット社は川田氏とタッグを組む事により、オペレーションに苦しんでいるゴルフ場を、収益性の高い事業へと転換させる事だと、理解するのがごく自然な様に思えます。
この分野ではまだまだ市場性が有り、投資して行くだけの価値が有る、との読みだと思われます。現在T&Kが運営しているゴルフ場は下記の通りですが、今後この数が増えて行くか否かが、この度の買収劇の本質を読み解くメルクマールなのだと思われます。ちなみに茨城県の国際桜ゴルフ倶楽部は、2018年2月末にT&K関係の運営から離脱しております。
- 若洲ゴルフリンクス(東京都)
- ノースショアカントリークラブ(茨城県)
- 敦賀国際ゴルフ倶楽部(福井県)