日本ゴルフジャーナリスト協会員の松尾俊介氏が、2018年3月に入り「キャロウェイゴルフ”STORY”」を上梓しました。同氏はキャロウェイゴルフの日本法人立ち上げに尽力し、2000年より2014年まで同法人の広報担当として活躍しました。
同氏は1989年に初めてキャロウェイゴルフを取材して以降、長年同社の活動に関わって来ました。1989年と言えばキャロウェイゴルフが1982年に立ち上がっていますので、ある意味黎明期より今日まで、その歴史に携わって来たとも言えます。
キャロウェイゴルフ創業者のイリー・キャロウェイ(1919年~2001年)氏の仕事について同氏は、大きく3節に区切り説明しています。一つはビジネスマン時代であり、一つはワインビジネス時代、そして最後にゴルフビジネス時代です。このゴルフビジネスこそ本稿のメインテーマですので、ページ数も大半を占め詳細に記述されております。その第2部ゴルフビジネスを構成するタイトルは、下記の通りです。
第1章 「ビッグ・バーサ」ストーリー
第2章 オデッセイ・ストーリー
第3章 ゴルフボール・ストーリー
第4章 ショートストーリー
ドライバーヘッドがパーシモンよりメタルへ変化しつつあった1980年代に、キャロウェイゴルフは彗星の如く現れ、ゴルフ業界へ様々な衝撃を与え今日に至っております。その様な同社より発売されるギアの開発コンセプトが、本書により明確に理解する事が出来ます。ある意味同ギア使用者にとっては、バイブルとも言えるものです。
本書ではキャロウェイゴルフの解説以外に、創業者であるイリー・キャロウェイ氏の経営哲学をも明確にしており、同社の成功はこの哲学無しに語る事は出来ません。成功物語の中核は、何と言ってもこの哲学に他ならない事を理解出来ると共に、ビジネス書としても大変参考になるものと思われます。
本書のご購入などに関するお問い合わせは、松尾氏のメールアドレス<erchmatsuo001@gmail.com>へアクセスして頂く事で可能です。是非一度手に取って、読破して頂きたい一冊です。寸暇を惜しんで読み入ってしまう事と思いますが、電車での乗り過ごしにはご注意下さい。