笠間市はゴルフプレーヤー誘客へ向け台湾事務所開設

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 茨城県の笠間市は2018年7月に台湾の台北市へ、「台湾交流事務所」を開設する事になりました。具体的には台北市の「東豪旅行社」内に設置するものですが、笠間市職員1人と現地職員2名の合計3名体制で臨むとしております。

 この事務所の役割は、笠間市へ台湾からのツアー客を誘客する為であり、笠間市内の観光資源を積極的にアピールする事です。笠間市では2015年よりこの活動に力を入れており、市内9ヶ所のゴルフ場や笠間焼などを味わって欲しいとしております。

 ことゴルフに関しては、台湾ゴルフ協会の会長夫妻をはじめとした方々が、昨年2017年9月に笠間市を訪れており、市内ゴルフ場でのプレーを楽しまれていました。その様な交流が深まる中、昨年1年間に市内9ヶ所のゴルフ場へ訪れた台湾プレーヤーは53人でした。市では今後2020年までに、年間200名を目標にして行きたい、との希望をもっております。

 茨城県から台湾へそして台湾から茨城へ、ここ数年ツアー客の往来が急増しております。この現象を象徴するのが、茨城空港から台湾への直行便です。3月から10月までの期間、一日2便週2日、同空港からの直行便が稼働しております。

 東豪旅行社の代表者によれば、日本の「おもてなし」文化を堪能したいと考えている台湾ツアー客が多いとの事ですが、コミュニケーション部分では若干問題を抱えるものの、市内9ヶ所のゴルフ場でこれを実践して行き、誘客増へつなげて行きたいと言うのが笠間市の願いであり戦略です。

 ゴルフ場と言う自らの資源を大切に、国や政府頼みでは無く積極的外交攻勢に打って出た笠間市、一地方自治体の自助努力の姿が此処に有ります。