ワールドハンディキャップシステムによって世界のアマが一つに

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 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は2018年2月21日、かねてより懸案となっていたワールドハンディキャップシステム(以下WHS)に付いて、Royal and Ancient Golf Club of St Andrews(R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)によって、現地時間2月20日にその概要が明らかにされたとして、日本語訳した内容を発表致しました。その特徴の要約は下記の通りです。

  1. 競技ラウンドとレクリエーションラウンドの両方を査定出来る様にし、ゴルフアーの技量を正確にハンデへ反映させる。
  2. 新規ハンディキャップ取得時に必要な推奨最小スコア枚数は54ホール分とする。
  3. ゴルファーは世界中の何処へでも均一なハンディキャップを持ち運べる。
  4. より正確な技量が反映される様、過度の数値変動を防止する。
  5. 異常なコースコンディションと気象状況を考慮する。
  6. ホールスコアの上限はネットダブルボギーとする。
  7. ハンディキャップの上限は男女ともに54.0とする。

 グローバルスポーツとしてのゴルフは、ルールや用具更にはアマ資格などの規則を世界で統一しているにも関わらず、ことハンディキャップに関しては、6つのシステムが世界に存在し機能しています。この世界6団体が運用しているシステムを統一する事で、ゴルフは更に発展して行くと考えられた点がWHSの根拠になっています。

 WHSが何時から適用されるのかと言えば、それは2020年1月1日からです。日本には現在約58万5,000人のアマチュアゴルファーが、JGA/USGAハンディキャツプインディックスを保有していると言われております。この日本のアマチュアゴルファーも当然ながらこの日をもって、WHSへ切り替わって行きます。

 WHSが日本国内のゴルフ人口増加に、寄与する事を願いたいものです。