静岡県の富士カントリークラブでは、2018年4月1日より同年12月31日までの9ヶ月間、新規入会者の名義書換料を下記の通り、減額して受け付ける事になりました。クラブへの支払総額は税別で110万円から70万円へ、40万円減額する事になったのですが、これは2018年2月のクラブ理事会決議との事です。
会員種別 | 通常料金 | キャンペーン料金 | ||
名義書換料 | 保証金 | 名義書換料 | 保証金 | |
個人正会員 | 80万円+税 | 30万円 | 70万円+税 | 無し |
法人正会員 | 80万円+税 | 30万円 | 70万円+税 | 無し |
同クラブでは昨年2017年4月1日より同年12月31日までの9ヶ月間、開場60周年記念として税込み662,000円にて、50名の予定で正会員の補充募集を行って来ました。想定内とは言え募集予定数を満たす事が出来なかった事に関し、同社取締役である高島武和氏は、<新たな施策を検討中>と経営だよりで述べておりました。
その新たな施策がこの度の減額キャンペーンにほかならない訳ですが、クラブでは通常の書換件数の25%増を目標にしている様です。昨年の募集に関し1、年齢を49歳以下に限定した事 2、法人入会を認めなかった事、この2点を囲碁に例えるならば敗着手だったのではないかと語る会員の方もおり、本格的な総括が待たれます。
矢継ぎ早に打ち出されて来る同クラブの会員活性化策ですが、クラブ首脳陣が思い描くほどの成果を得られていない中、その責任を全てゴルフ業界へ向けられている逆風ばかりに、押し付けられないと言えます。この度のキャンペーン結果次第では、抜本的な対策が必然的に求められて来るものと思われます。