千葉県の成田ゴルフ倶楽部では、2018年3月1日入会申請分より、会員権の名義書換料を改定します。これは2017年11月に於ける理事会決定事項であり、その概要は下記の通りですが、金額は別途消費税が必要になります。
会員種別 | 現行料金 | 改定料金 |
正会員 | 200万円 | 300万円 |
特別平日会員 | 150万円 | 150万円 |
平日会員 | 100万円 | 150万円 |
成田ゴルフ倶楽部はゴルフ場としての総合評価が高く、アコーディアグループのフラグシップコースとも言えるコースです。人気の高さから当該ゴルフ会員権の売買は活発であり、売り買いのバランスも良く、2017年11月中旬の中心価格は税別150万円ほどでした。
しかしながら12月に入り、名義変更料値上げに関する情報が市場へ伝わりだすや否や、買い情報が一挙に増加して来たのです。名義変更料が200万円の内に取得したいと言うニーズが、その様な動きになったと言えます。新料金が何時から適用されるのか、倶楽部より明らかにされないまま、憶測だけが先行していたのです。恐らく新年度突入の1月から新料金が適用されるのではないかと、多くの関係者がその様に考えていました。
2018年1月初旬売買情報は閑散としており、先月の喧騒がまるで嘘の様な状態の中、新料金に付いて倶楽部より明らかにされたのは先週末の事でした。2018年3月1日より名義書換料が300万円へ値上げされ、2月28日入会申請分までは従来通り200万円にて手続きが出来る内容でした。
今後この値上げが会員権相場にどの様な影響をもたらしていくのかと言えば、通常であれば売買価格は下がると考えるのが自然です。会員権価格はある意味ゴルフ場の評価にもつながるものですが、この評価を下げてまで値上げした倶楽部の真意は、どの様なものだったのでしょうか。