栃木県の塩原カントリークラブを経営しております株式会社塩原ゴルフクラブの債権者集会が、2017年12月27日東京千代田区の東京地裁・債権者等集会場に於いて開催され、圧倒的賛成多数にて再生計画案が可決されました。
また同日同地裁より認可決定が下りたのですが、その概要は下記の通りです。
・退会者への弁済率は預託金の20%であり、2018年より2022年までの5回均等払い。
・継続会員へは預託金の20%を、10年据置の新預託金とする。
同社が東京地裁へ民事再生法の適用を申請したのは、2017年7月7日でしたしたから、約半年間で再生計画案可決に至ったのは、至極順調な成り行きだった様に思えます。しかしながら10月には姜翔復代表取締役のガーデンゴルフクラブ株式会社が、スポンサーとなるべく同地裁へ再生計画案が提出されるなど、波風が無かったかと言えばそうとも言えない状況もありました。
約1ヶ月が経過した2018年1月末には、同地裁より認可決定確定が出るものと思われますので、再生計画が本格的に動き出すのは2月に入ってからだと言えます。
この度の法的整理によって同クラブの預託金問題には、一応の終止符を打つ事は出来たものの、今後はより一層の収益強化策は必然的に求められます。名門復活に向けて、今春以降どの様な策が出されて来るのか、注目されます。