<上記写真は太平洋クラブより提供される>
株式会社太平洋クラブ(以下太平洋クラブ)では、御殿場コースを来年2018年1月より10月までの予定で、クローズする事無く全面改修する事を2017年11月7日明らかにしました。改修の目的は同コースを<国際水準のレベルへ引き上げる事>であり、特にIPポイントの再考は必須の様です。この任務を引き受けたのは、アメリカの著名な設計家であるリース ジョーンズ氏と松山英樹プロです。
リース氏はトーリーパインズやバルタスロールGCなど、メジャートーナメント開催コースの改修を数多く手がけており、この度御殿場コースの改修を担当する事になったのですが、同コースの原設計意図を損なう事無く行って行きたいとしています。この点に関し現在のコースを設計した加藤俊輔氏も、歓迎の意向を示しております。
このリース氏の改修に対して、世界のトッププレーヤーへと成長した松山英樹氏が、プロの眼で総合的な監修を行う事になります。太平洋クラブから松山氏へ依頼した点は、高い戦略性と高いトーナメントの質を表現出来るコースへ仕上げて欲しいと言うものです。
同コースでは2000年から2001年にかけて、2グリーンから1グリーンへの改修を行って来ております。これはワールドカップ開催にあたりUSGAからの依頼でも有り、少なくとも開催コースとして世界のプレーヤーを迎え入れる義務の様なものだったと言えますが、この度は世界のコースと伍して遜色無いとの評価を得られるべく行うものです。
いよいよ明日9日(木)から『三井住友VISA太平洋マスターズ2017』が開幕します。84名のトッププレーヤーが覇を競う訳ですが、昨年松山選手が優勝し記録した23アンダーに、近づく選手が出て来るのでしょうか。いずれにしても今大会で、現コースの見納めとなります。いつの日か現在のコースをオールドコースなどと、呼称する日が来るのかも知れません。