<(株)ティアンドケイ提供による完成予想図>
今年2017年6月5日ベトナム社会主義共和国は、「ハイフォン サクラ ゴルフ クラブ」の開発投資について、そのライセンスを合同会社東京へ与えました。これによりベトナム国内36番目のゴルフ場として、ハイフォン市にとっては4コース目として、2019年秋に同ゴルフ場が誕生する事になりました。
ハイフォン市は首都ハノイから東南東105Kmに位置しており、ベトナム北部最大の港湾都市です。そこから東へ目をやれば1時間ほどで世界遺産のハロン湾につながります。また同市はハノイ、ホーチミン両市と共に政府直轄市に位置づけられており、政治、経済、文化の重要な役割を担っています。
当該用地にはビラ開発用に30ヘクタールがあてがわれており、ここには多種多様な住居が想定されている様で、単にゴルフ場としての活用以外に一大リゾート地としての全貌をうかがい知る事が出来ます。コース概要は下記の通りです。
所在地 | ハイフォン市アンラオ県 |
チュオンタイン村及びアンティエン村 | |
敷地 | ゴルフ場:98ヘクタール |
ビラ開発用地:30ヘクタール | |
コース | 18ホール(7,340ヤード_パー72) |
設計 | 川田 太三 |
ハウス | 淺井謙建築研究所株式会社 |
この事業主体は下記の合同会社東京ですが、同社によればこの事業にかかる総工費は約44億円としております。クラブは会員制を予定しており、駐ベトナム日系企業やベトナム優良企業更にはベトナムの富裕層を対象にして、会員募集を将来予定しています。この役割を担うのは現地法人のT&K Vietnam Cnsulting Co.,LTD.(代表取締役:早川俊明)ですが、同時に同社は同ゴルフ場の管理運営も行うとしております。
合同会社東京 | |
所在地 | 東京都港区虎ノ門5-3-20 |
仙石山アネックス214 | |
川田法律事務所内 | |
設立 | 2014年10月14日 |
資本金 | 4億円 |
代表社員 |
合)ハイフォンゴルフプロジェクト |
職務執行者_堀口武信 |
ベトナムは長い苦渋の歴史を有しており、それはフランスや日本、アメリカに侵略され虐げられてきた歴史でもあります。1975年の解放以降約40年以上が経過し、南北統一と民族の独立を克ち取ったベトナムはこの間、イデオロギーと資本主義経済の調和に成功し、インドシナ三国の中にあってもその発展は目を見張るものが有ります。
ことゴルフもこの様な流れの一環に有り、ゴルフの持つコミュニケーションツールとしての役割や経済効果に付いてベトナム側は良く認識しており、この度の日本からの開発投資に関し歓迎の意向なのだと思われます。2019年秋にどの様なゴルフ場が出来上がるのか、そしてどの様に評価されていくのか、このプロジェクトの中心人物である川田太三氏とそのスタッフの手腕に期待がかかります。