福島石川カントリークラブの営業は7月31日をもって終了

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 福島県の福島石川カントリークラブは、2017年7月31日をもってゴルフ場の営業を終了しました。2017年1月28日から5月31日までの期間、従来の27ホールから縮小し18ホール営業として行ってきておりましたが、大変好評の為に2ヶ月間延長しておりました。

 当該ゴルフ場が開場したのは1978年9月です。当時の日本は70年安保闘争が決着すると共に、その戦いを支えてきたいわゆる学生の先鋭化した政治活動も停滞期へ入り、日本社会は安定感を取り戻し高度経済成長路線を突き進んでいました。

 この様な時代背景を基に当該ゴルフ場は、旧・安田信託銀行系プライベートクラブとして誕生したのです。会員権の取り扱いは市中の会員権業者では不可能で、クラブが独自に入退会をさばいてきていたのです。ある意味格式の高いゴルフ場として存在していました。

 そして幾多の荒波を経て今日当該ゴルフ場用地一部は、メガソーラー施設として生まれ変わろうとしています。またクラブハウスはファミリーレストランとして、更に旧・東コースの一部を利用して6ホールのゴルフパークが誕生する予定です。

 この度の福島石川カントリークラブに於ける再生事業は、同様の悩みを抱える地方のゴルフ場にとって、一つのモデルケースとなり得るのでしょうか。当該ゴルフ場の成功体験をいち早く聞けるのは、何時になるのでしょうか。